活動内容
(1)特定非営利活動に係る事業
- 被災地の地域放送の運営に関する助言、指導及びスタッフ、アナウンサーの派遣、育成、研修等
- 被災地の地域放送の放送設備の保守、法定検査等の技術支援等、地域放送が安定した放送を継続して行うに必要な支援
- 被災者への情報伝達に地域放送が必要と認められる地域における臨時災害放送局の開設、運用の支援
- 地域放送の普及発展を図るための出版及び物品の提供
- 地域放送の普及発展を図るための番組、CM制作及び提供
(2)その他の事業
- 無線局登録点検事業
- 電気通信工事業
- 地域放送局送信設備の管理、運営
- 前各号に関する一切の事業
設備開発
矢巾町における音声多重放送の運用
- 主音声においては自動起動機能を備えた緊急告知ラジオを導入。
- 主音声では平日30分の定時放送のほか、緊急時は割込放送によりJアラート等を吹鳴。
- 副音声は、平時は夏・冬・春休み期間における小学生向けの防犯放送(お帰り放送)を運用。
- 緊急時において、副音声は主音声と連動または単独にJアラートを吹鳴。
- その他、町からの依頼により放送

- 緊急告知ラジオ

- 矢巾町役場放送スタジオ設備

- 送信機やよび音声変調器

- 屋外放送スピーカー(既設流用)とFM受信アンテナ

- 副音声(屋外放送)設備
音声多重放送を開発
当支援機構では、2年前から音声多重放送の調査研究と装置の開発を始め、今年6月に音声多重放送の実験試験局を山形市に開設しました。
この音声多重放送は、ステレオ番組とは別にモノラル番組も放送する事ができ、設備も既設の送信装置(SCA端子付)に音声多重変調器を増設するだけで、安価に放送を始める事ができます。受信には、専用の受信機と外部アンテナが必要です。
音声多重放送のビジネスモデル
- ラジオモンスター(山形市・実験試験局運用中)
電柱の地中化により、有線による商店街放送のスピーカーの移設、増設が困難になっていますが、音声多重放送の受信機をスピーカー毎に取り付け、電線を引くことなく移設・増設を可能とします。
- ラヂオもりおか(盛岡市・平成30年2月開局予定)
これまで農協が運用していた有線電話放送が廃止されるため、既設の屋外スピーカー36ヵ所に専用受信機を設置し、これまで通りの放送を可能とします。
- エフエムみやこ(宮古島市・12月実験試験局開局予定)
防災無線の屋外スピーカーが無い海水浴場と港にスピーカーを設置し、水難防止のための放送や観光案内を行います。

- 山形市十日町商店街

- 観光スポット(紅の蔵)

- 設置箇所アップ
音声多重放送の設備
トークによる情報提供が中心のモノラル放送ですから、簡単な制作機器と市販のパソコン用アプリによる自動放送装置の組み合わせで放送が可能です。
- 音声多重変調器
- 1台 200万円
- 専用受信機
- 1台 2万円台で開発中
- スタジオ
- ミキサー、マイク、録音再生機、自動放送装置 20~30万円
既存の設備に実践枠の装置を増設(送信機にSCA端子があること)


- 音声多重受信機(試作品)

- 音声多重変調器(試作品)
活用シーン
音声多重放送の機能
- ステレオ番組とは別に、モノラル番組を放送できる。
- 主に屋外スピーカーによる放送。室内でも外部アンテナで受信可能。
- DTMFによるグルーブ別放送や自動起動緊急放送が可能。
- イベントFM的な使い方
- 商店街・観光施設等の個別エリア向け放送「ホットスポット放送」
- スポーツ大会運営。野球・サッカーの実況「ホーム&アウェイ別の応援放送」
- イベント・観光、巡回、巡幸、駅伝コース「広域ゾーン放送」
- 行政情報、町内会広報
議会中継(放送枠の関係で難しかった長時間完全生中継が可能)
- 隣接自治体への放送(同一周波数2地域向け放送)
A市向けはステレオ番組、B町向けは多重モノラル番組
- カルチャー教室
会員制各種教室、講座と契約、受信機配布、ピアノ、カラオケ教室等
- 福祉、介護放送
入院患者、在宅老人、障害者向け朗読番組(新聞、小説、週刊誌他)
放送時間を気にせず延々と朗読できる。
- 災害減災放送
臨時大山情報
一時的に警報がでている登山コース、火口付近に仮設のスピーカーを設置し、一定閬隔で注意喚起放送。緊急時は生放送。自治体、消防等による情報サービス
災害時の避難所、孤立集落へ個別に情報提供
グループ放送機能を使い、対策本部から各種情報を提供。ステレオ音声では被災地全域向け、音声多重では各避難所個別向け。
(FM音声多重放送研充会報告書から抜粋)
CFMへの故障検知装置の導入促進
現在、特定非営利活動法人日本地域放送支援機構では、コミュニティ放送の安全・信頼性向上のため、無音放送を検知するアプリを開発しております。
無音検知アプリの配布について
- gmailの無料メールアドレスを、本アプリ専用に新たに取得して下さい。
- 取得したgmailアドレスをNPO宛(muon@j-abs.org)にお知らせください。ダウンロードの認証登録を行います。
- ダウンロードの登録手続き完了後、ダウンロードサイトをgmail宛にお知らせします。
- アプリをインストールするスマホでNPOからの通知メールを受信し、指定のURLにアクセスしインストールを始めて下さい。(複数可)
- インストール手順のマニュアルは、通知メールに併せて記載していますので、ご確認ください。
活用方法については、「Android 無料アプリ CF Monitorの活用について(PDF形式:152KB)」をご覧ください。
Google Playストア向けのCFMonitorに関するプライバシーポリシー(PDF形式:75KB)掲載しておりますのでご確認下さい。
※ご不明な点は、メール(muon@j-abs.org)にて、担当理事 川井までご質問下さい。
臨時災害放送局開設等の手引き書の作成
未曾有の犠牲者、被害をもたらした東日本大震災の被災地東北では、
平成23年3月11日直後から、24の市町がのべ29局の「臨時災害放送局」を開設、運用しました。
本手引書は、臨時災害放送局を「次に」役立ててもらえるようにするため、
臨時災害放送局の開設、運営に係わった地方公共団体、支援スタッフのみなさんのご協力などを得ながら、
東北コミュニティ放送協議会、特定非営利活動法人東北地域放送支援機構及び東北総合通信局が作成したものです。
また、手引書をご希望の方は、ご住所、お名前を明記の上、発送手数料 500円分の切手を同封し、
下記住所までお申込みください。
お申込み受領後、随時郵送させていただきます。
- 送付先
- 〒990-0043
山形市本町二丁目4番14号 津多屋ビル2F
特定非営利活動法人 日本地域放送支援機構
臨時災害放送局用FM放送システム
臨時災害放送局用FM放送システム構成のページを新たに作成いたしました。
合わせてご覧ください。
事業報告
貸借対照表
日本地域放送支援機構が行ってきた活動実績を写真や資料とともに掲載しております。
山形市春のイベント「はたらく車大集合」に機材展示
山形市で毎年行われているイベント、「はたらく車大集合」。
こどもの日とあって大変な人出で賑わいました。
特定非営利活動法人 東日本地域放送支援機構では、
臨時災害FM放送局用の機材を展示、
送信機、アンテナともにすべてのFM周波数に可変対応可能です。
スーツケースほどのコンパクトサイズ、
万が一の時にはスピーディに対応できます。
またラジオモンスターのサテライトスタジオ生放送では、
横田理事が東日本地域放送支援機構の活動についてお話してました。
第2回特定非営利活動法人 東日本地域放送支援機構総会開催
第2回総会、記念講演並びに懇親会を
平成25年10月23日(水)山形市 山形グランドホテルにて開催。
玉井理事長の挨拶に続き多額のご支援をいただいた、
映画「BEATCHILD」制作委員会に感謝状の贈呈を行いました。
また仙台管区気象台台長 牧原康隆氏が
「特別警報に託す減災への願い」と題しご講演いただきました。
映画「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987」よりご支援をいただきました。
BEATCHILD1987は、東北コミュニティFMおよび災害放送28局を支援します。
東北では今なお被災地が存在します。
国全体が必死の「復興」励む中、一方で、さらなる災害の脅威に備え、
常に「減災」という課題にも向き合っています。
そのために必要なのは「災害放送の常時整備」であり、
その大切な担い手は、各地で日夜活動するコミュニティFMの人々です。
彼らの活動は、日陰に隠れ目立ちません。
ラジオに育てられたミュージシャンたちが、いまBEATCHILDのロック魂を通じて、
東北23局の災害放送活動のために支援することを約束しています。
「BEAT CHILD」は、1987年8月22〜23日に
熊本・阿蘇の野外劇場「アスペクタ」で行われたロックイベントで、
日本のロックシーンを代表するアーティスト13組が結集し、
彼らのステージを一目見ようと約7万2000人の観客が殺到した。
しかし、イベント開始とともに記録的豪雨に見舞われ、
会場は泥川化するという過酷な状況下にもかかわらず、
約12時間におよぶイベントは中止になることなく決行された。
日本初のオールナイトロックフェスティバル「BEAT CHILD」を追ったドキュメンタリー映画
「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」が、
10月26日から全国80劇場で公開されることが決定。
今後、DVDリリース、ネット配信などは予定されておらず、劇場のみでの特別公開となる。
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ICT推進フェア2013 in 東北
ICTの利活用による大規模災害に備えた防災・減災対策に向けて開催の
ICT推進フェア2013 in 東北がせんだいメディアテークで開催。
NPO東日本地域放送支援機構では、東日本大震災の経験を生かし、
災害時に有効な臨時災害放送システムを展示しました。
スプリングフェスティバル はたらく車大集合
山形市で行われた「スプリングフェスティバル はたらく車大集合」に
特定非営利活動法人 東日本地域放送支援機構は
臨時災害放送局の放送機材の展示をいたしました。
山形市のコミュニティFM放送局、ラジオモンスターは4時間の公開生放送を行い、
東日本地域放送支援機構の活動を紹介、
総務省東北総合通信局放送部長 今田敏明さんがゲスト出演いたしました。
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